仕事服のカジュアル化がどんどん進んでいますが、ある日突然「ノーネクタイでOK」と言われても、
「仕事なのにネクタイを締めなくても本当に大丈夫なのか…」「どのようにコーディネートしたらよいのか…」と、不安になりますよね?
こちらの記事では、ノーネクタイスタイルの参考となる、
- ノーネクタイのマナー
- ノーネクタイでもきちんと見えするコツ
- コーディネート集
をご紹介します。
こちらの記事を参考に、きちんと見えてかっこいいノーネクタイスタイルを完成させましょう!
Outline
1. ノーネクタイとは…みんなどうしてる?
ノーネクタイとは、ネクタイをしないビジネススタイルのこと。
今までは、ビジネスシーンでは「スーツを着てネクタイを締める」という服装が基本とされていました。
クールビズやテレワークが普及し、仕事着のカジュアル化が進んだ現在では、ノーネクタイでもOKな企業が増えています。
代表的なノーネクタイスタイルとして、
・スーツスタイル
いつものスーツスタイルのまま、ネクタイを外す。
・ビジネスカジュアルスタイル
襟付きのインナーを着用しないためノーネクタイ。
・クールビズスタイル
ノーネクタイで「ワイシャツ×スラックス」の組合わせ。
…があげられます。
このような服装をしている方が多いと思いますが、果たして「ビジネスマナーとして、ノーネクタイは大丈夫なのか?」次の章で確認してみましょう。
▶すぐに、参考コーディネートを知りたい方は、こちら「4. おすすめノーネクタイコーデ集」をチェック!
2. ノーネクタイで大丈夫?ビジネス基本マナー
ネクタイを締めない分、どうしてもドレスダウンされてラフな印象になってしまいます。
ビジネスマナーとしてはTPOに合わせてネクタイを着用する必要があります。
そこで、ネクタイの着用を推奨するシーンをまとめてみました。お仕事前にチェックしてみてください!
・クールビズ(5/1~9/30)
・ビジネスカジュアル(ただし会社規定による)
・ノーネクタイの服装指定の場合(面接や試験)
・商談、プレゼン、仕事で勝負したいとき
・お客様と会うシーン
・フォーマルシーン
服装のルールは、自社の規定も大切ですが…ビジネスシーンでは相手のドレスコードに合わせましょう。
3. ノーネクタイでもきちんと見えするコツ
ノーネクタイの時にだらしなく見えてしまうのはNG!
ただ単にネクタイを外すだけでなく、ちょっとした工夫が必要になります。
そこで、必ずチェックしておきたい、きちんと見えするコツを紹介します。
3-1. シャツの襟型に注意する
ボタンダウンカラー、ホリゾンタルカラーのワイシャツがおすすめです。
ノーネクタイでもVゾーンがきれいに見えて、ジャケットの中でもたつかない襟型のワイシャツを選びましょう。
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3-2. シャツのボタンは開けすぎない
【左】ボタンを開けるなら1つまで。 【右】すべて閉じて着用してもOK!
ノーネクタイだからと言って、シャツのボタンの開けすぎには要注意!
ボタンをあけるなら1個までがおすすめ。肌の露出を控えた方が上品に見えますよ。
▼ 参考アイテム
3-3. 下着が見えないようにする
【左】Vネック 【右】Vネックよりさらに広いUネック
ワイシャツのボタンを1つ開けた時にも首元から下着がのぞかない、深めのVネックがおすすめ。
さらにスマートにみせたいなら、ワイシャツの下でごわつかないようジャストサイズを選びましょう。
また、ワイシャツから下着が透けて見えるのもNG! 肌なじみの良いベージュや白は透けにくくて清潔感がアップしますよ。
▼ 参考アイテム
3-4. ワンポイントアクセントを入れる
【左】中央のチーフをポケットチーフとしてアレンジ。【右】同じものをネッカーチーフとしてアレンジ。
ネクタイというアクセントが無くなり、Vゾーンがさみしく見えがちです。
柄物のワイシャツ、ポケットチーフやベストで華やかさを加えてみましょう。
特にポケットチーフは、手軽なのにおしゃれに見えてオススメ!
▼ 参考アイテム
3-5. きちんと見えするコツをおさらい!
・襟型はボタンダウン・ホリゾンタルカラーが◎
・シャツのボタンを開けるなら1つまで
・下着は深めのVネックでベージュを選ぶ
・ポケットチーフでアクセントを入れる
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それでは、こちらのコツを押さえて、実際のコーディネートをチェックしてみましょう!
4. おすすめノーネクタイコーデ集
きちんと見えてかっこいいノーネクタイコーディネートをご紹介します!
①スーツスタイル
②ビジネスカジュアルスタイル(ジャケパン)
③クールビズスタイル(シャツ)
…の3つに分けてご紹介していますので、お好みのスタイルからご覧ください。
① スーツスタイル
ネイビースーツ×ホワイトシャツの正統派スタイル。
ホリゾンタルカラーにすることで、襟元がよりすっきりした印象に。
ライトグレーのスーツを引き締めるネイビーシャツがGood!
ポケットチーフでアクセントをプラス。
ビジネススタイルの基本でもある「スーツ×シャツ」の組み合わせ。ベーシックな色柄をチョイスして、清潔感ある着こなしを意識しましょう。
② ビジネスカジュアルスタイル
紺ジャケ×グレーパンツのスタンダードな合わせに見えますが、実は…
柄×柄のお洒落な組み合わせ◎ 色や柄のピッチを合わせることでまとまりが生まれます。
シャツとジャケットの明るいカラーのおかげで、顔映りが明るくなります!
程よい華やかさをもたらす、上品な千鳥柄。
ノーネクタイな分、ジャケットを羽織っている方がベター。フォーマル度がアップするので、あらゆるシーンに対応します。
スーツスタイルよりも、カラーや柄を取り入れて遊び心をアピールしてみるのもおすすめ◎
③ クールビズスタイル
ベルトレスパンツ&ローファーの素足履きで抜け感をプラス。
爽やかさたっぷりなブルーのストライプ柄シャツ。
ベルト・ジューズ・バッグにブラック系の締めカラーを。
Vゾーンのあき具合が絶妙な「イタリアンカラー」が涼しげ◎
クールビズスタイルは、最もシンプルな「シャツ×パンツ」の合わせが基本となります。アイテム数が少ない故、メリハリ不足になりがち…
ストライプ柄、締め色の革小物など、シャープさを意識してアクセントを取り入れましょう。
フォーマルなアイテムである「ネクタイ」がない分、
・清潔感のある着こなし
・まとまりのある色柄合わせ
・引き締めのアクセント
…など、どこかで上品さを補う意識してみましょう。
5. ノーネクタイに関するQ&A
この章ではノーネクタイに関するよくある質問にお答えしていきます!
Q1. ノーネクタイはいつまでOK?
A. ノーネクタイはクールビズ期間とよばれる(5/1~9/30)だけの方や、会社規定で通年ノーネクタイがOKの方がいます。
最近では多様な働き方の観点でクールビズの期間を定めていないところが多いため、ご自身の会社規約を一度確認してみましょう。
Q2. ノーネクタイはビジネスマナーとして大丈夫?
A. ビジネスカジュアルが推奨されている場合や、クールビズ期間はノーネクタイでもOKとされる場合が多いです。
ただし、基本的にビジネスマナーとしてはTPOに合わせてネクタイを着用する必要があるため、ノーネクタイで大丈夫な場なのかどうか一度確認してみましょう。
Q3. ネクタイをつけないのは失礼?
A. ビジネスウェアの多様化に伴い、最近ではビジネスシーンでノーネクタイも増えてきています。
TPOをわきまえていれば失礼にあたることはないため安心です。
Q4. ノーネクタイの一番上のボタンは開けるべき?
A. シャツのボタンは全て閉じるか、一番上のボタンのみを開けるのがおすすめ。
肌の露出を控えた方が上品に見えますよ。
Q5. 「ノーネクタイでお越しください」と言われた場合、どのような服装で行くべき?
A. ノーネクタイのスタイルとして、スーツ・ジャケパン・シャツ単体のスタイルがあります。
クールビズの期間は基本的にシャツ×パンツのノーネクタイスタイルで問題ないですが、それ以外の季節だとジャケットを合わせたほうが安心です。
Q6. ノーネクタイの時に着るシャツを知りたい
A. ノーネクタイでもVゾーンがきれいに見えて、ジャケットの中でもたつかない「ボタンダウンカラー」「ホリゾンタルカラー」のワイシャツがおすすめです。
Q7. ノーネクタイの時に合わせるジャケットの選び方は?
A. ノーネクタイはどうしてもドレスダウンされてラフな印象になってしまうため、
ジャケットはネイビー・グレー・ブラックといったベーシックカラーを選んだ方が安心です。
6. まとめ
ノーネクタイでもOKなシーンに、きちんと見えする着こなしをしていれば問題ありません。
それでは、適切なシーンと着こなしをおさらい!
・クールビズ(5/1~9/30)
・ビジネスカジュアル(ただし会社規定による)
・ノーネクタイの服装指定の場合(面接や試験)
・襟型はボタンダウン・ホリゾンタルカラーが◎
・シャツのボタンを開けるなら1つまで。
・下着は深めのVネックでベージュを選ぶ
・ポケットチーフでアクセントを入れる
こちらを参考に、ノーネクタイでもきちんと見えてかっこいいスタイリングをお楽しみください!
【左】ボタンダウンカラー 【右】ホリゾンタルカラー