クールビズの期間はオフィスでもカジュアルな服装で出社できる企業も増えていますが、
「夏服のカジュアルとビジネスの境界線が分からない」
「薄着だとラフな格好になってオフィスの雰囲気に合わせるのが難しい」
など、オフィスカジュアルは幅広く自由だからこそ難しいという点もありますよね。
そこでこの記事では、夏に活躍するオフィスカジュアルアイテムから、コーディネートのポイントまで詳しく解説します。
今年から買い足すアイテムの検討や、コーディネートの参考にしてみてください!
▶夏のオフィスカジュアルのおすすめコーデをチェックする
1. 夏のメンズオフィスカジュアルのポイント
まずは、夏のオフィスカジュアルを着こなすポイントについてご紹介します。
①濃い色味のアイテムを多用しすぎない
夏のオフィスカジュアルでは涼しげな印象・清潔感を重視!濃い色味のアイテムを多用しすぎず、明るい色も混ぜてコーディネートを組みましょう。
主に、ネイビー、ブルー、グレー、ライトグレー、ホワイト、ベージュ、カーキ、ブラウンの中から2~3色合わせたコーデにすると夏らしい涼しげなコーディネートになります。
黒や濃い色味はインナーやシューズなど小さい面積のワンポイント感覚で合わせましょう。
特にネイビー、ブルー系は爽やかで清涼感があるため、色選びで迷ったら時は取り入れてみましょう。
②スッキリとしたジャストサイズを意識する
シルエットはスッキリとしたジャストサイズを意識しましょう。
パンツは適度なテーパードがあるものを選ぶと足長効果があり、きれいなシルエットになります。
細すぎるシルエットは体のラインが出すぎてしまうので注意です。
③ハーフパンツやデニムなどカジュアルすぎるアイテムはNG
夏はとくに涼しいアイテムを着用したいと思いますが、ハーフパンツやデニム、サンダルといったカジュアルすぎるアイテムはNG!
オフィスカジュアルですので、オフィスで着用できるコーディネートを心がけましょう。
2. 夏のおすすめメンズオフィスカジュアルアイテム
着こなしのポイントが分かったところで、この章では夏のオフィスカジュアルに最適なおすすめアイテムをご紹介します。
①春夏生地のジャケット
生地には主に通年・春夏・秋冬の3種類に分かれます。
暑いシーズンを快適に乗り切るために、春夏用生地を選びましょう。
春夏生地の特徴
- 生地が薄く、軽い
- 生地の織り目が粗く、通気性が良い
おすすめの春夏生地・素材
- モヘア生地…通気性がよくドライな質感。適度な光沢がありカチッと感のある生地
- リネン生地…吸水性が高く、さらさらした生地感。ビジカジスタイルに合わせやすい生地
- クールマックス…綿の5倍のスピードで汗を吸収・蒸散させてくれるハイテク素材
春夏生地は通年生地に比べ、通気性がよく軽い着心地のため、快適に着用できます。
シーズンごとに生地や素材を使い分けることがおすすめです。
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②トップス
トップスは、主にシャツ、ポロシャツ、カットソーがあります。
ジャケット同様に春夏素材のものを選ぶのがおすすめです。
- リネンシャツ…麻を使用しており、吸水性が高くドライな肌触り
- 鹿の子ポロシャツ…凹凸のある生地の折り方で、通気性、伸縮性に優れている
- サマーニット…コットンや麻素材のニットで、通気性が良くTシャツにない大人っぽい印象になる
トップスは肌に直接触れるため、通気性や吸水速乾に優れた素材を選ぶと快適に着用できます。
襟の無いTシャツやカットソーはオフィスではカジュアルになりすぎる可能性があるため、会社の雰囲気にあわせる必要があります。
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③ウールやコットン素材のスラックス
スラックスは主にウール、コットン素材のものになります。
特にポリエステルやリネン(麻)がブレンドされている生地は速乾性が高くドライな肌触りでおすすめです。
また、スラックスは裾の長さがポイントです。
裾は直立した際、靴に裾が乗らないノークッションがおすすめです。
裾が靴にかかるくらい長いと、野暮ったい印象になります。
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④シューズ
足元はきれい目でカジュアルな着こなしをするなら、ローファーがおすすめです。
ローファーには、シューズから靴下が見えないインビシブルソックスを合わせると足元がスッキリします。
近年では健康習慣の一環で通勤にウォーキングを取り入れ、スニーカーを合わせる方も増えています。
カジュアルが浸透しているオフィスの場合は、スニーカースタイルもおすすめです。
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次の章では着こなしポイントとアイテムを踏まえたおすすめコーディネートを紹介しますのでぜひ参考にしてみてください!
3. 夏のおすすめオフィスカジュアルコーデ15選
この章では、TSD編集部おすすめの夏のオフィスカジュアルコーデを、下の3つに分けてご紹介。
①ポロシャツスタイル
②シャツ・Tシャツ・ニットスタイル
③ジャケットスタイル
それぞれ5コーデずつ、計15コーデご用意しました。早速見ていきましょう!
①ポロシャツスタイル
▼好感度NO.1!サックスブルーポロシャツコーデ
清潔感と爽やかさを兼ね備えたブルーのポロシャツは持っていて損なし!
王道のネイビーパンツを合わせれば、好感度抜群のオフィスカジュアルコーデの完成です。
▼ベーシックなのにおしゃれなグレーポロシャツコーデ
ベーシックカラーのグレーのポロシャツは、ネイビーのパンツでメリハリをつけると◎
白のスニーカーで爽やかさを足すことで、シンプルながらもお洒落な着こなしが楽しめます。
▼合わせ方は無限大!白ポロシャツコーデ
どんなアイテムとも合わせやすく使い勝手の良い白ポロシャツ。
ネッカチーフやカーキのパンツと組み合わせれば、ワンランク上の洗練されたコーデに。
▼絶妙な色味が目を惹くブルーポロシャツコーデ
サックスブルーでもネイビーでもない絶妙なブルーが、着こなしに深みを与えてくれます。
ブラウンのパンツとシューズが涼しげに見えるのも、寒色系のブルーだからこそ。
▼着るだけでお洒落な雰囲気を纏えるブラウンポロシャツコーデ
合わせるアイテム次第で上品にもワイルドに見えるのがブラウンカラー。
アースカラーのカーキを合わせると、周りと差を付けられるワイルドなビジカジコーデに。
②シャツ・Tシャツ・ニットスタイル
▼一枚でこなれる!デニムライクなブルーシャツコーデ
どちらかというと正統派な着こなしが得意なシャツも、デニムのような色味のブルーならこなれた印象に!
パンツは画像のようなベージュがおすすめです。
▼仕事中でもサファリルックが楽しめる!ダブルポケットシャツコーデ
仕事とオフ、どちらも使えそうなシャツが着こなしの主役。
パンツやシューズをビジネス仕様にすれば、オフィスでも馴染みやすくなりますよ。
▼涼しげかつスタイリッシュなネイビーTシャツコーデ
ネイビーのTシャツ×ブラックの小物でスタイリッシュにまとめたコーディネート。
トップスも小物も濃色にする場合、着こなしが重くなりすぎないよう、パンツは淡色にしてバランスを取るようにしましょう◎
▼夏らしい軽やかなカジュアルさが魅力のカラーTシャツコーデ
きれいなターコイズカラーが目を惹くTシャツは、着こなしの主役として大活躍!
一枚で着るのが気になる場合は、ジャケットやカーディガンを羽織ると取り入れやすくなります。
▼絶妙なリラックス感がおしゃれなサマーニットコーデ
シャツほどかっちりしすぎず、Tシャツほどカジュアルにならないのが、サマーニットのいいところ。
ニットがゆったりしている分、足元はレザーのローファーにして全体を引き締めると◎
③ジャケットスタイル
▼コーディネートに悩まない◎簡単なのに決まるセットアップコーデ
きちんと感とおしゃれの両方が叶うセットアップ。トップスとスニーカーを白で纏めると、夏にぴったりの爽やかな着こなしが簡単に作れます。
忙しい朝にコーディネートに悩む必要がないのも嬉しいポイントです。
▼着回し力の高さが嬉しいネイビージャケットコーデ①
ジャケットの1着目としておすすめなのがネイビー。
夏に重宝するグレーや白、サックスブルーなどと特に相性が良いうえに、濃色でも重くならず涼やかに見せてくれますよ。
▼着回し力の高さが嬉しいネイビージャケットコーデ②
ネイビーのジャケットとグレーのパンツは、ビジカジコーデにおける王道の組み合わせ!
インナーはあえてストライプのシャツを選び、ややカジュアルにまとめています。
▼着回し力の高さが嬉しいネイビージャケットコーデ③
ネイビージャケットをややカジュアルに着こなすなら、ベージュのチノパンもおすすめ。
ベージュと同系色のブラウンのローファーを合わせると、カジュアルな中に上品さも感じられるコーディネートにしています。
▼明るい印象を作れるベージュジャケットコーデ
白に近いライトベージュのジャケットは、羽織るだけで顔周りがパッと明るくなり、夏らしい着こなしに。
写真のようなカーディガンジャケットやニットジャケットも軽やかに見えておすすめです。
4. 年代別夏のメンズオフィスカジュアルコーデポイント
この章では、年代別の夏のメンズオフィスカジュアルコーデのポイントを解説します!
まずベースとしてどの年代でも、清潔感を第一に、過度な露出や派手な色柄は控えるということはおさえておきましょう。
①20代は爽やかな色・きれいめアイテム中心に
20代は爽やかな色・きれいめアイテム中心のコーディネートがおすすめ。
シャツやスラックス、ジャケットのアイテムを中心に、ポイントで明るい色を取り入れてフレッシュ感のあるコーディネートを組みましょう。
②30代はアイテムや色でおしゃれさをプラス
30代は上司や部下どちらからも好印象を得られるように、ある程度きちんと感は保ちつつ、アイテムや色でおしゃれさをプラスするコーディネートがおすすめ。
例えばインナーをサマーニットやTシャツに、靴を革靴からローファー・スニーカーになどカジュアル要素を追加したり、明るい色を中心にコーディネートを組むのもおすすめです。
③40代はきちんと感をベースにほどよいカジュアルさを
40代は立場的にも管理職が増えてきますので、きちんと感をベースにほどよくカジュアルアイテムを取り入れていきましょう。
例えばジャケットできちんと感はありつつ、夏用の生地で涼しさをキープ。ポロシャツや半袖シャツ、コットンパンツを取り入れながら、涼しさときちんと感を両立するコーディネートがおすすめです。
5. 夏のメンズオフィスカジュアルに関するQ&A
この章では夏のメンズオフィスカジュアルに関するQ&Aをご紹介します。
Q1. 夏のオフィスカジュアルが難しい。どういう風にコーディネートを考えればいい?
A. どこまでカジュアルがOKかは会社の雰囲気にもよるため、まずはきれいめのアイテムを中心に合わせて段々とカジュアルアイテムを追加していくという方法で確認してみましょう!
例えば、最初はワイシャツやポロシャツといった襟付きのインナーやベーシックカラーのスラックスに革の紐靴。
そこからインナーをTシャツやサマーニットといった襟なしのものに変更してみたり、ローファーやスニーカーを取り入れるのもおすすめです。
Q2. オフィスカジュアルは夏でもジャケットは必要ですか?
A. 夏のオフィスカジュアルではクールビズ期間に入っているため、ジャケットなしでもOKなパターンが多いです。
ただ、重要な会議や取引先の打合せなどいざという時にジャケットがあると安心ですよ。
Q3. 夏のオフィスカジュアルでNGな服装は?
A. クールビズ期間である程度軽装がOKとされていますが、あくまでもオフィスカジュアルのためラフすぎる服装はNG。
ハーフパンツやデニム、サンダルなどのアイテムはNGとする会社が多いです。
6. まとめ
最後にもう一度、夏のオフィスカジュアルについておさらいしましょう。
- 夏らしい色味でシンプル&きれい目なコーデを意識
- 春夏素材の涼しげなアイテムを選ぶ
- サイズ感はジャストサイズで、スマートに着こなす
ご紹介したポイントやコーディネートを参考に、夏のビジネスファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか。