訃報は突然届くもの。いざ準備をしてみると、これで本当に大丈夫かどうか不安になりますよね。
そこでこの記事では
- 【男女別】お通夜の正しい服装マナー
- お通夜の服装に関するQ&A
を解説します。お通夜の服装マナーをしっかりと理解して不安を解消しましょう。
1. お通夜とは
お通夜とは葬儀・告別式の前夜に家族や友人といった故人と親しい人が集まり、故人の冥福を祈り別れを惜しむ儀式の事。
一般的に亡くなった翌日にお通夜、翌々日に葬儀・告別式という日程が組まれます。
近年では葬儀・告別式は日中に行われ参加が難しい場合が多いため、一般の弔問客はお通夜のみ参列するという形が一般的になっています。
2. 【男女別】お通夜での服装マナー
それではお通夜ではどんな服装で参列すればいいのでしょうか?この章では男女別にお通夜での正しい服装マナーをご紹介します。
▶男性のお通夜の服装を確認する
▶女性のお通夜の服装を確認する
2-1. 男性の服装マナー
お通夜では一般的に、喪服(ブラックスーツ)の着用がおすすめです。それでは、各アイテムごとのマナーを確認しましょう。
喪服:黒無地・光沢のない生地・裾はシングル仕上げ
シャツ:白無地・レギュラーカラー
ネクタイ:黒無地・光沢のないもの
ベルト:黒無地・バックルが目立ちすぎないもの
靴下:黒・座っても裾から素足が出ない長さ
革靴:艶の少ない黒・シンプルな紐靴
喪服の用意がない場合は、平服と言われるビジネススーツ(黒・濃紺・チャコールグレーなどのダークカラー)でも着用可能です。
ただし、故人が親族の場合は必ず喪服(ブラックスーツ)を着用しましょう。
▶喪服とビジネススーツの違いをもっと知りたい方はこちら
喪服の種類やスーツとの違いを解説!お葬式の服装マナーやよくある質問もご紹介
2-2. 女性の服装マナー
女性もお通夜の服装は喪服(ブラックフォーマル)が一般的。ジャケット+ワンピースの形がおすすめです。
喪服:黒無地・肘と膝が隠れる長さのものを選ぶ
アクセサリー:パールの一連ネックレス
バッグ:艶の少ない黒・小さいサイズ感
ストッキング:薄手の黒
パンプス:艶の少ない黒
喪服は肌の露出が多いとマナー違反。喪服の袖丈とスカート丈は必ず確認しましょう。
▶女性の喪服についてもっと知りたい方はこちら
女性の喪服マナーと選び方|お葬式の必需品やよくある質問も解説
3. お通夜での持ち物リスト
お通夜の服装が確認出来たら、必要な持ち物を準備しましょう。
袱紗:香典を包むもの。黒が一般的で、紫なら慶弔どちらにも使える
数珠:片手数珠は幅広い宗派で使える
ハンカチ:白か黒の無地・薄手の生地
持ち物は必要最低限にして、なるべくコンパクトにまとめましょう。
4. お通夜の服装に関するQ&A
この章では、お通夜の服装に関するよくあるお悩みをQ&A形式で回答していきます。
気になる内容から確認してみてください。
Q1. お通夜までに喪服を準備できない場合はどうすればいい?
A. 平服と呼ばれる黒や濃紺のダークスーツでも大丈夫です。
お通夜のみに参列する場合は、ビジネスシーンや就活で着用するダークスーツで問題ありません。
その際に余裕があれば男性は黒ネクタイ、女性は黒のインナーに変えて参列しましょう。
Q2. 学生の場合でも喪服は必要?
A. 学生の場合は制服が正式な礼服となるため喪服は不要です。
お通夜・お葬式どちらも制服での参列で問題ありません。参列するときは着崩したりせずに校則通り着用しましょう。
Q3. ジャケットは着ないとダメ?
A. 男性は必須ですが、女性は肘が隠れる袖のワンピースであればジャケット不要でも大丈夫です。
お通夜であれば女性はワンピース1枚でも大丈夫です。ただし、必ず肘や膝が隠れる長さのものを着用しましょう。
Q4. 冬のお通夜。コートはどんなものを着ればいい?
A. 黒の無地のコートを選びましょう。
黒のシンプルなコートであれば問題ありません。カジュアル感の強いダウンジャケットや明るい色柄のコートは避けたほうが安心です。
5. まとめ
いかがでしたか?最後にもう一度お通夜の服装マナーを確認しましょう。
喪服:黒無地・光沢のない生地・裾はシングル仕上げ
シャツ:白無地・レギュラーカラー
ネクタイ:黒無地・光沢のないもの
ベルト:黒無地・バックルが目立ちすぎないもの
靴下:黒・座っても裾から素足が出ない長さ
革靴:艶の少ない黒・シンプルな紐靴
喪服:黒無地・肘と膝が隠れる長さのものを選ぶ
アクセサリー:パールの一連ネックレス
バッグ:艶の少ない黒・小さいサイズ感
ストッキング:薄手の黒
パンプス:艶の少ない黒
お通夜は故人に別れを告げて追悼する場です。マナーにあった服装で出席しましょう。
Q1.お通夜にいくときの服装は?
A. お通夜には一般的に喪服(ブラックスーツ)を着用するのがマナー。
ただ喪服が用意できていない場合は、黒・濃紺・チャコールグレーなどダークカラーのビジネススーツでも問題ありません。
Q2.お通夜ではNGの服装は?
A.カジュアルな服装や肌の露出のある服装はNG。
光沢のある装飾品・殺生をイメージさせるもの(毛皮やクロコなど)も避けましょう。
Q3.お通夜で喪服はマナー違反?
A.本来お通夜は訃報を受けてから取り急ぎ駆けつけるという意味合いあり、喪服では訃報を予測していたのではないかという意見がありました。
しかし昨今ではお通夜まで時間がある場合やお通夜のみに参列する人も多いため、喪服での参加がスタンダードとなっています。
Q4.お通夜は喪服じゃないとダメ?
A.お通夜は一般的に喪服(ブラックスーツ)を着用するのがマナーではありますが、絶対ではありません。
平服といわれる黒・濃紺・チャコールグレーなどダークカラーのビジネススーツでも大丈夫です。
Q5.お通夜に持っていってはいけないものは?
A.男女共にアクセサリーは基本的に着用しないのがマナーです。唯一結婚指輪のみ着用を許されています。
さらに女性はパールであれば着用できますが、数は最小限に抑えておきましょう。
Q6.お通夜で数珠は必要?
A.故人の宗派が仏教でない場合や自身が仏教徒でない場合は、数珠を持たなくても失礼にあたりません。
上記以外の場合は、数珠を持っていきましょう。
Q7.お通夜とお葬式の服装は同じで大丈夫?
A.お通夜とお葬式の服装は同じで問題ありません。喪服(ブラックスーツ)を1着用意しておくと安心です。
Q8.親族(男女別)のお通夜での服装が知りたい
A.男女ともにお通夜で親族が着る服装は準喪服が主流となっています。
男性はブラックスーツ(喪服)に黒ネクタイ、女性はブラックフォーマルと呼ばれるジャケット+ワンピースです。
Q9.お通夜にいくら包めばいい?
A.一般的に血のつながりが濃いほど香典は高額になり、親の場合は5~10万円、兄弟であれば3~5万円、その他の親類は1万円が相場となっています。
Q10.お通夜は私服で参加しても大丈夫?
A.お通夜では平服と呼ばれる私服で参加しても問題はありません。
「平服」=「カジュアルな服」ではなく、男性であればダークカラーのスーツ、女性であればダークカラーのスーツやワンピース、アンサンブルを着用しましょう。
Q11.男女別のお通夜の服装を知りたい
A.男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマル(喪服)が一般的です。
また、平服と呼ばれるダークカラーのスーツ・アンサンブルも着用可能です。
Q12.子供のお通夜参列時の服装を知りたい
A.子供は喪服にこだわる必要はなく、幼稚園・小学生・中学生・高校生なら、学校の制服を着用するのがおすすめです。
Q13.仕事帰りにお通夜へ参列するけれど、作業着で大丈夫?
A.通夜の場合、勤務先の制服(作業着)も着用している方には正装のため、身なりで失礼という判断にはなりません。
ただ、喪服と色合いが全く異なり目立ってしまう可能性が高いため、一度帰宅して着替えることをおすすめします。