訃報は突然届くもの。いざ準備する際に
「ビジネススーツで出席してもいいの?」
「黒のスーツの他に何が必要なんだろう?」
と悩んでしまう方、多いのではないでしょうか。
そこでここでは、喪服とスーツの違い・お葬式の服装や持ち物について解説します。マナーに合わせた装いで、葬儀の場に出席しましょう。
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1. 喪服とは
「喪服」とは葬儀や法事の際に着用する服のこと。喪服とビジネススーツは混同しやすいのですが、実は全く別物です。
では、喪服とビジネススーツの違いは何でしょうか?
1-1. 喪服とビジネススーツの違い
喪服とビジネススーツの違いとして、一番わかりやすいのは黒色の差です。
▽黒色の違い
喪服とビジネススーツは染め方が違うため、喪服は光沢がない深い黒色、ビジネススーツは光沢があるグレーに近い黒です。
喪服は黒が深いほど格式が高いといわれています。並べれば一目で違いが分かりますので、喪服の代わりにビジネススーツを着用するのは避けましょう。
フォーマルなデザインとしてAMFステッチなし(襟の縁取り)・ノーベント(ジャケットのスリットなし)がありますが、近年では省略された喪服が多いです。
サイズ感も喪服とビジネススーツで異なります。
スーツはサイズ感ぴったりに選びますが、喪服は5年くらいを目安に着用するため少しゆとりを持ったものを選んでくださいね。
1-2. 喪服の種類
喪服は正喪服・準喪服・略喪服と3種類に分かれています。
◆正喪服:モーニングコート
着用シーン...喪主が葬式で着用
◆準喪服:ブラックスーツ。一般的に喪服といわれるもの。
着用シーン...喪主以外が葬式で着用
◆略喪服:ダークスーツ。就活やビジネスでも使えるもの。
着用シーン...通夜のみ出席する人が着用
このように種類は分かれていますが、近年では喪主や通夜のみ出席の人でもブラックスーツを着用する場合が多い傾向です。
葬式用に1着そろえる場合はブラックスーツ(準喪服)を用意をしておくと、どんなシーンにも対応できて安心ですね。
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2. お葬式の服装と持ち物
ブラックスーツが用意できたら、合わせるアイテムを見てみましょう。アイテムにもマナーがありますので必ず確認してくださいね。
2-1. お葬式でのアイテムのマナー
葬式の服装で確認するのは、シャツ・ネクタイ・ベルト・シューズです。
シャツ :白無地・レギュラーカラー
ネクタイ:黒無地
ベルト :黒無地・バックルがあるもの
シューズ:黒・シンプルな紐靴・レザー
▽アイテムのマナー
また、冬場でコートを着用する場合は、無地のダークトーンのコートを着用しましょう。チェスターコートやステンカラーコートがフォーマルな印象です。
服装の準備ができたら、持ち物の確認をしてみましょう。
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2-2. お葬式の持ち物リスト
・袱紗(香典)
・数珠
・ハンカチ
・財布
・スマートフォン
持ち物はブラックスーツのポケットの中に入れていく方が多いですが、型崩れが心配な方は小さめのクラッチバッグを利用しましょう。
クラッチバッグは、レザーでダークトーンのものがおすすめです。
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◆突然の訃報で慌てないために
訃報が届いた後、数日たたずに通夜と葬式があるケースが多いです。まずは自分が持っていないものを確認しましょう。
・ブラックスーツ:30,800円(税込)~52,800円(税込)
・シャツ :3,080(税込)~6,380円(税込)
・ネクタイ :3,080(税込)~5,280円(税込)
・ベルト :3,080(税込)~5,280円(税込)
・シューズ :14,300(税込)~23,100円(税込)
・袱紗 :4,180(税込)~5,280円(税込)
・数珠 :4,180(税込)~5,280円(税込)
※SUIT SQUAREの場合
ブラックスーツは裾詰めがあるので、早めに用意すると安心です。不安な方は最寄りの店舗に補正の時間を確認してみましょう。
3. 喪服に関するQ&A
この章では喪服に関するよくある質問に答えていきます!
Q1.喪服としてスーツを着用しても大丈夫?
A.お通夜であればビジネススーツで問題なし。その際の色は黒、ネイビー、グレーなどダークトーンを選びましょう。
葬式には一般的に喪服と言われるブラックスーツで参列する方がベターです。
Q2.葬式の際にスーツは着るべき?
A.故人を偲ぶために正装をするという意味で、 葬式にはブラックスーツ(喪服)を着て参列するのがマナーです。
Q3.葬式の服装でNGなのは?
A.カジュアルな服装や肌の露出を避け、光沢のある装飾品・殺生をイメージさせるもの(毛皮やクロコなど)は避けましょう。
お葬式の服装はブラックスーツ(喪服)がマナーとなっています。
Q4.喪服は葬式以外では着れない?
A.一般的に冠婚葬祭のうち葬式など弔事で着る服を喪服といいますが、こちらは結婚式で参列する際の略礼服であるブラックスーツと同様のものです。
ブラックスーツ(喪服・礼服)を用意しておくと、結婚式・お葬式どちらでも着用いただけます。
Q5.リクルートスーツは喪服になる?
A.リクルートスーツはいわゆる略喪服となり、お通夜のみ出席する方が主に着用するスーツとなります。
準喪服であるブラックスーツが一般的に喪服といわれるものなので、1着用意しておくと安心です。
Q6.ダークスーツはどこまでがダークスーツ?
A.一般的に濃紺やチャコールグレーといった黒に近いカラーのスーツがダークスーツを呼ばれています。
Q7.喪服の代わりになる服は?
A.略喪服となる黒・濃紺・グレーといったダークトーンのスーツを用意しましょう。
Q8.スーツと喪服、礼服の違いについて知りたい
A.喪服とビジネススーツは染め方が違うため、黒色の深みに違いがあります。喪服は光沢がない深い黒色、ビジネススーツは光沢があるグレーに近い黒です。
また冠婚葬祭で着用するフォーマルウェアは総じて礼服と呼ばれます。喪服は葬儀や法事の際に着用する服のことで、礼服の一部です。
Q9.メンズの喪服について知りたい
A.喪服は正喪服・準喪服・略喪服と3種類に分かれています。
正喪服から順に、喪主が葬式で着用で着用するモーニングコート、喪主以外が葬式で着用するブラックスーツ、主に.通夜のみ出席する人が着用するダークスーツがあります。
Q10.結婚式と葬式でスーツは同じものを着ていい?
A.略礼服・準喪服であるブラックスーツであれば問題ありません。
結婚式でよく着用するダークスーツは、喪服でいうと略喪服となるためお通夜のみの着用としたほうが安心です。
Q11.喪服を持っていないけれど、レンタルしても大丈夫?
A.喪服をレンタルで用意しても問題ありません。
主に葬儀社や礼服のレンタルサイトで用意できますが、葬儀は突然で慌ただしい場合が多いため1着喪服を持っておくと安心です。
4. まとめ
お葬式の服装や持ち物についての不安はなくなりましたか?最後にもう一度確認しましょう。
【服装】
喪服 :ブラックスーツ
シャツ :白無地・レギュラーカラー
ネクタイ:黒無地
ベルト :黒無地・バックルがあるもの
シューズ:黒・シンプルなデザイン・レザー
【持ち物】
・袱紗(香典)
・数珠
・ハンカチ
・財布
・スマートフォン
葬式は故人に別れを告げて追悼する場です。マナーにあった服装で出席しましょう。