理想的な自転車通勤スタイルは、「スポーツウエアで自転車通勤をし、会社でシャワーに入ってスーツに着替える。」というスタイル。
しかし実際は、「着替えを持ち運ぶのが大変」「会社にロッカーがない」「シャワールームがない」「着替えるスペースがない」など、問題がたくさんあります。
そこで、スーツを着たまま自転車通勤し、そのまま仕事ができないものか…あれこれ探ってみました!
1. 自転車通勤時の汚れ・汗染み対策について
自転車通勤において、良く聞くお悩みは「汚れ」と「汗染み」。
これらがクリアできれば、自転車通勤への道が近づくハズ!
こちらでは、「汚れ」と「汗染み」の対策方法についてご紹介します。
1-1. 汚れ対策について
皮脂汚れ&大気の汚れにより、すぐに真っ黒になってしまうワイシャツの襟周りや袖口には…
・ネクタイを外して、首回りにゆとりを持たせる。
・首回りにタオルやスカーフを巻く。
・袖をまくって、リストバンドやアームカバーを付ける。
・襟・袖用の洗剤を用意しておく。
自転車のチェーンオイルや砂ぼこりにより汚れやすいパンツの裾には…
・裾を留めるバンドで固定する。
・汚れが目立ちにくい色を選ぶ。(黒・ネイビー・濃いグレーなど)
1-2. 汗染み対策について
背中や脇の汗染みが気になるワイシャツには…
・アンダーウエアを着る。(Tシャツ・タンクトップなど)
・吸汗性・速乾性の高い機能素材を選ぶ。
・汗染みが目立ちにくい色を選ぶ。(黒・ネイビー・白など)
太ももやヒップ周りの汗染みが気になるパンツには…
・アンダーウエアを着る。(スパッツ・タイツなど)
・吸汗性・速乾性の高い機能素材を選ぶ。
・汗染みが目立ちにくい色を選ぶ。(黒・ネイビー・濃いグレーなど)
2. 自転車通勤に適したアイテム選びのコツ
ハンカチ、タオル、フレグランス、エチケットグッズ、裾バンド、アームカバー、しみ抜き洗剤など、
自転車通勤アイテムを深掘りすればするほど、欲しい便利アイテムがたくさんでてきます。
が、その前に…主役となるスーツとコーディネートアイテムの選び方についてご紹介します。
2-1. スーツ(ジャケット・パンツ)
動きやすさを考慮して、ストレッチ性が高い素材を選びましょう。
スムーズなハンドル操作をするための腕~背中、ペダルを踏み込むためのヒップ~もも~ひざなど、可動域を制限しないためにストレッチ性は重要です。
「ポリウレタン(ストレッチ素材)混の生地」や「ジャージー(編み物)生地」はスポーツウエアにも採用されているストレッチ生地。
スーツ選びの際にもこれらを目安に選びましょう。
また、自転車通勤後でもビシッとスーツを着こなすためには、シワになりにくい素材が良いでしょう。
自転車通勤の場合、電車通勤時よりもスーツの生地が劣化しやすいため、耐久性、耐摩耗性の高い生地選びも重要です。
さらに、パンツが2本付いているツーパンツスーツや、スペアパンツを準備しておくと安心です。
通常の着用の場合、クリーニングに出す頻度は、ワンシーズンに1回程度となります。
しかし、自転車通勤で着用している場合は、ハイペースで洗濯したいもの。
クリーニング屋へ持っていく手間、仕上がりまでの期間、お財布事情などを考えると、ウォッシャブル(家庭洗濯可)機能も欠かせません!
「ウォッシャブル」商品は、生地や縫製が家庭洗濯に耐えられる強度があるか試験をしています。
クリアしたものに「ウォッシャブル」表示されているため、ドライオンリー表示のスーツを、無理に家庭洗濯するのは絶対NGです。
今では、自転車通勤にも対応するような、吸汗速乾、抗菌防臭、静電気防止などの機能性の高いスーツも多くみられます。
モバイル用ポケットやリフレクター(反射板)など。細かなギミックを取り入れてる場合もあります。
2-2. ワイシャツ・アンダーウエア
スーツ同様に、ストレッチ性があり、シワになりにくい素材を使用しているシャツや下着を選びましょう。
肌にいちばん近いアイテムになるため、吸汗速乾性が高く、抗菌防臭機能が付加されているとGOOD!
きっと、通勤後も快適に過ごせることでしょう。
また、毎日の洗濯を考えて、洗濯表示が「家庭洗濯可」になっているかも忘れずチェックしましょう。
2-3. 靴
スニーカーを履いた方が自転車で動きやすいのですが、スーツとのコーディネートを考えると、レザーシューズがベストです。
ただし革靴を選ぶ場合は、ソール(靴底)はレザー系ではなく、ラバー系のグリップ性の高いソールを選びましょう。
さらに、高い通気性、消臭効果などの機能が付加されているとより良いです。
2-4. バッグ
自転車に乗る際の安全面を配慮して、両手が自由に空くリュックサックやショルダータイプのバッグがオススメです。
より、ビジネス度を高めるなら、リュックサックの肩紐が収納できる、3WAYタイプのブリーフーケースが良いでしょう。
着替えや仕事道具のスペースを考えると、容量が大きい方が使い勝手も◎