暑い夏がやってきました!
季節問わず仕事でスーツを着用する方にとって、暑さ対策が重要な時期ですね。
そこでこの記事では、涼しいスーツを着て快適に夏を過ごすためのこんな内容をご紹介!
- 夏は涼しい生地、背抜き仕様の洗えるスーツが◎
- 色は「ネイビー、ブルー、グレー」だと爽やか
- 同じスーツは連続で着用しない
- インナーやスプレーを工夫しさらに快適に
など
涼しいスーツを着用して、夏の暑さを乗り切りましょう!
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1. 夏のスーツは生地・仕立て・機能をチェック!
そもそも夏用のスーツと、通年用や冬用のスーツにはどんな違いがあるのでしょうか?
スーツの季節感の違いを確認するポイントとして、下の3つが挙げられます。
それでは、涼しい夏のスーツの特徴を詳しく見ていきましょう!
1-1. 生地は「涼しげ&薄手」
夏用スーツの生地でおすすめなのは、さらりとした涼しげな素材感の生地や薄手の生地。
また、素材として挙げられるのは、強撚ウールと モヘヤ です。
強撚ウール:ウールで糸を紡ぐ際に、強く撚ってから織られた生地。吸放湿性と速乾性が良く、シャリ感のある肌触りが特徴。
モヘヤ混:アンゴラ山羊の毛を使用した生地。断熱性・通気性が高く、柔らかく上品な光沢感が特徴。
強撚ウールは繊維が丈夫で毛羽立ちが少ないため、毎日スーツを着る方におすすめ。
モヘヤは絹のような光沢感がある反面摩擦に弱いので、週1、2日でスーツを着る方におすすめです。
1-2. 仕立ては「背抜き」
夏用のスーツの仕立ては、ジャケットの背中の裏地が抜いてある背抜きを選ぶと涼しく着用できます。
背抜き:ジャケットの背中の裏地が抜いてある仕立て
総裏地:ジャケットの背中の裏地がすべてついている仕立て
夏生地は通気性が良いものが多いため、背抜きの仕立てだと裏地がない分より涼しく感じます。
パンツの裏地も確認ポイントです。足の部分の裏地が抜いてあるものや、股下の裏地がメッシュなものを選ぶと通気性が良いので涼しく感じますよ。
1-3. 機能は「吸汗速乾、遮熱、ウォッシャブル」
夏用スーツの機能性でおすすめなのは、吸汗速乾性・遮熱性・ウォッシャブルの3つです。
吸汗速乾性(COOL MAX):汗を吸いすぐ乾く機能
遮熱性(ICE SENSE):紫外線による生地の温度上昇を抑える機能
ウォッシャブル:自宅で気軽に洗濯できる機能
機能については、スーツの袖についているタグなどに表記してあることが多いです。商品情報をよく確認してみましょう!
番外編:色は「ネイビー、ブルー、グレー」
夏のスーツは、着ている本人の快適度はもちろんですが見た目も重要。ビジネスシーンでは、季節感のない服装はマナー違反とされる場合もあるからです。
そのため、色で悩んだ場合は涼しげな「ネイビー、ブルー、グレー」を選ぶことをおすすめします◎
ネイビー:ダークカラーながらも重く見えにくい
ブルー :寒色なので爽やかかつ涼しげ
グレー :明るい色合いを選ぶと軽やかに見える
また、ブルー、ネイビー系のネクタイやサックスブルーのシャツを取り入れると、コーデがさらに爽やかになりますよ。
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2. 夏用スーツの取扱説明書
夏の涼しいスーツの選び方の後は、取り扱い方法を見てみましょう。
大きく3つに分けて紹介します。
夏用スーツのお手入れ方法
夏用スーツで気になるのは汗による臭い。着用するたびに洗いたい気持ちがありますが、頻繁に洗うとスーツが傷む原因に…。
クリーニングに出すのも、自宅で洗うのも2週間に1回くらいのペースにすると生地が傷みすぎずに着用できます。
どうしても臭いが気になる方は、スチームを全体にかけて風通しが良い場所で干しましょう。水が蒸発するタイミングで嫌な臭いも一緒になくなります。
クリーニングに出す際は、水洗いできるか・ドライクリーニングができるかを洗濯絵表示で確認しましょう!
夏にスーツを着るときの注意点
スーツの生地は水に弱いため、汗をかきやすい夏場のスーツ着用は消耗が早いです。そしてジャケットよりパンツのほうが傷みが早い傾向があります。
対策として、同じスーツを連続で着用しない(中2日は開ける)、ツーパンツスーツを選びスペアパンツを用意する、です。
また、着用後はハンガーにかけて風通しがいいところで保管しましょう。
毎日スーツを着用する方は、3着~5着で着まわすとスーツが長持ちするのでおすすめです。
番外編:インナーやスプレーで快適に
夏場に快適にスーツを着るには、夏用スーツを取り入れるほかに、暑さ対策アイテムを取り入れるという手もあります。
・吸水性に優れたインナー
汗を吸ってくれることで、シャツが身体にはりつく不快感を解消できます。接触冷感機能が備わっているものもありますよ。
・身体を冷やせるクールスプレー
スプレーするだけで火照った身体を冷やしてくれ、爽快感を得ることができます。服に予め吹きかけておくタイプや直接首元や腕に吹きかけるものなど様々。
これだけでも快適度がかなり変わってきます◎ ぜひ取り入れてみてくださいね。
3. 【色別】おすすめの夏用スーツ&コーディネート集
どんなスーツが夏におすすめかわかってきたところで、この章ではおすすめの夏用スーツとコーディネートをスーツの色別でご紹介!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
3-1. ネイビーの夏用スーツ&コーディネート
3-2. ブルーの夏用スーツ&コーディネート
3-3. グレーの夏用スーツ&コーディネート
4. 夏のスーツに関するよくあるQ&A
この章では、夏のスーツに関するよくある質問をご紹介します。
Q1. 夏場のスーツのマナーは?
夏場でも、スーツを着る際は普段と同じように着こなしましょう。
ジャケットは移動中を除き基本的には脱がず、シャツは長袖のものを着用します。ネクタイは、クールビズ期間中はTPOに応じて外していい場合もありますよ。
暑さ対策として有効なのは、スーツやシャツを夏向きのものに変えること。薄手の生地をはじめ、吸水速乾や接触冷感といった夏向きの機能があると暑さを緩和することができます。
Q2. スーツの半袖はダメ?
スーツの下に半袖シャツを着るのは避けましょう。
スーツの袖からシャツが見えなくなり正しい着こなしでなくなるうえ、腕にかいた汗がスーツに直接しみ込んでしまいスーツの痛みやにおいの原因になります。
Q3. 夏のスーツの暑さ対策は?
暑さ対策として有効なのは、スーツやシャツを夏向きのものに変えること。
薄手の生地をはじめ、吸水速乾や接触冷感といった夏向きの機能があると暑さを緩和することができます。
また、吸水性に優れたインナーを着用したり、暑さ対策用のクールスプレーを使用したりするのも効果的です。
Q4. 夏にスーツを着るのはいつまで?
夏用スーツの着用期間ははっきり決まっていないため、涼しくなってくるまでという考え方で特に問題はありません。
ちなみに、一般的にクールビズ期間とされているのが5月~9月。その期間を目安とするのもひとつの手です。
Q5. 夏でもジャケットは必要?
夏でもジャケットは必要です。ビジネスシーンのマナーとして基本的には着用するようにしましょう。
しかし、移動中など羽織らなくていいシーンもありますのでTPOに合わせて着脱することをおすすめします。
Q6. スーツはいつから夏服にしたらいい?
夏用スーツの着用期間ははっきり決まっていないため「暑くなってきたら夏用に切り替える」という考え方で特に問題はありません。
ちなみに、一般的にクールビズ期間とされているのが5月~9月。そのため5月になったら夏用スーツにする、というのもひとつの手です。
Q7. スーツはどれくらいでダメになる?
スーツの寿命は、一般的には3~4年と言われています。
着る頻度によっても変わってきますが、特に夏は汗をかく分、他の季節に着るより傷みやすくなります。
Q8. スーツの上着なしはいつから?
ビジネスシーンのマナーとして基本的には夏でも着用するべきですが、暑くなってきたら移動中などTPOに合わせて着脱する分には問題ありません。
Q9. 夏用スーツはどんなのがおしゃれ?
夏用スーツでおしゃれに見せたい場合、清涼感のあるブルー系のスーツを選ぶと良いですよ。チェックやストライプといった柄物のスーツもおすすめです。
Q10. 夏用スーツを夏以外に着たらバレる?
生地が夏っぽく涼しげに見える、ジャケットの裏地がないなどの特徴からバレる可能性はあります。
季節感のないスーツを着ることは、ビジネスシーンではマナー違反となることも。やむを得ず夏以外の時期に夏用スーツを着る場合は、会議や取引先との予定がない日にするなど可能な限り配慮するといいですよ。
Q11. 夏にスーツは要らない?
夏場でも、会議や取引先との予定がある日などスーツが必要な場合はあります。 出社時の服装の指定は会社により異なりますので、不安な場合は予め確認しておきましょう。
Q12. レディースの夏のスーツはどんなのがいい?
夏用のレディーススーツは、軽くて薄いもの、機能性に優れたもの、七分袖や半袖のものなどがおすすめです。
5. まとめ
いかがでしたか?
最後に夏用の涼しいスーツの選び方を確認してみましょう。
生地 :涼しげ、薄手(強撚ウール、モヘヤ)
仕立て:背抜き
機能性:吸汗速乾性、遮熱性、ウォッシャブル
涼しいスーツを着用して、快適に夏を過ごしましょう!