冬場必ずと言っていいほど必要となるビジネスコートは、ただの防寒としての役割はもちろん、冬のコーディネートの主役級アイテムでもあります。

そこで今回は、かっこいいコートスタイルが叶う人気の定番コートスーツに合わせたコートの選び方と注意点をご紹介します。

寒さもおしゃれもしっかり対策して、冬のコートスタイルを楽しみましょう!

執筆者
The Style Dictionary編集部
ライター 荻原
ザ・スーツカンパニーで今まで1,000名以上の方々へビジネスウェアの販売を経験したのち、TSD編集部に。メンズ、レディース両方のビジネス、フォーマル、ビジカジスタイル関連についての豊富な知識を持つ。

1.定番のスーツに合うコート

この章では、羽織るだけコートスタイルが決まる、人気の定番コートを2種類ご紹介します。
コート選びに迷ったら、まずこのコートをご検討ください!

1-1.ステンカラーコート

ステンカラーコート

ステンカラーコートとは襟部分の後側が高く、前側に低い襟が特徴のコートです。

首元までボタンを閉めることができるため、防風性、防寒性に優れています

色別ステンカラーコートの着こなし

ステンカラーコート
ステンカラーコート
ステンカラーコート
ステンカラーコート
ステンカラーコート
ステンカラーコート
ステンカラーコート
  • ステンカラーコート
  • ステンカラーコート
  • ステンカラーコート
  • ステンカラーコート
  • ステンカラーコート

肩が落ちた形状の袖と、裾にかけて広がっていくAラインデザインで、楽な着心地と、リラックス感のあるシルエットです。

特徴的な襟部分は、顔周りをスッキリとさせ、小顔効果も演出でき、ビジネスコートとして長年人気なデザインとなっております。

1-2. チェスターコート

チェスターコート

チェスターコートとは、ラペル(下襟)の付いたスーツジャケットと近いディテールで、フォーマル感の高いコートです。

クラシカルな雰囲気のあるチェスターコートは、品のあるきれいめなコートスタイルを演出してくれます。

色別チェスターコートの着こなし

カーキチェスターコート
ネイビーチェスターコート
グレーチェスターコート
キャメルチェスターコート
ブラウンチェスターコート
カーキチェスターコート
ネイビーチェスターコート
  • ネイビーチェスターコート
  • グレーチェスターコート
  • キャメルチェスターコート
  • ブラウンチェスターコート
  • カーキチェスターコート

肩から裾にかけてストレートラインのIラインデザインは、すらっとした印象で、羽織るだけでスタイルが良く見えます

マフラーなどの小物と合わせて、よりおしゃれに着こなすこともできます。

それぞれのコートの特徴
  • ステンカラーコート⋯防寒性、着心地に優れ、ゆったり感のあるAラインシルエットのコート
  • チェスターコート⋯高級感、フォーマル感を演出した、スマートなIラインシルエットのコート

 

TSD編集部・荻原
コメント

今回の定番2種類以外にも、コートには様々な種類がございますので、他のコートも知りたい方は「【コートの種類】メンズのコート&アウターおすすめ10選」もご覧ください。

次に、スーツに合わせるコートを選び方についてご紹介します。

2.ビジネスシーンに合うスーツ用コート選び方

この章では、ビジネスシーンに合わせたコートの選び方について解説します。

着用する環境や、今持っているスーツとどんなコートが相性がいいか、参考にしてみてください。

2-1. 色

コートカラー

コートの色は1着目の場合、ネイビーグレーベーシックカラーでしたら、どんなスーツに合わせやすいです。

色を選ぶ際は、手持ちのスーツとの色合いのバランスを大切にしましょう。

スーツコーデ

スーツに近い色味のコートを選べばコーディネートに馴染みやすく失敗しません。

また、暗い色味は重たい印象になると感じる場合には、少し明るい色味を合わせるのもおすすめです。

TSD編集部・荻原
コメント

2着目以降のコートには、ベージュ、ブラウン、カーキなどトレンドのアースカラーもおすすめです。

2-2. 素材

素材の違い

コートの素材は、主にウールコットン化繊素材(ポリエステルやナイロン)の3種類があります。

素材 特徴
ウール 保温性が高く、生地に高級感があり、
おしゃれに着こなしたい方へおすすめ
コットン 軽くハリコシがあり、コンパクトに畳めるため、
電車や外出先で着脱が多い方へおすすめ
化繊素材 雨雪や風など気候や気温の変化に対応しやすく、
優れた防風性と撥水性を求める方へおすすめ

よりビジネスでの実用性を求める際は、環境や使用シーンなどの目的に合わせて素材を選んでみましょう。

素材に対して特にこだわりが無い場合は、ウール素材が色柄の種類が多く、カジュアル服とも合わせやすくおすすめです。

TSD編集部・荻原
コメント

コットンや化繊素材のコートには、保温性を高めるため、内側にライナーが付いている場合もありますので、チェックしてみましょう。

3.スーツに合わせるコート選びの注意点

この章では、コートを選ぶ際に注意しておきたいポイントを2つご紹介します。

3-1. 柄×柄

コートの柄を選ぶ際は、スーツの柄とコートの柄の合わせ方に注意しましょう

柄×柄

両方ともはっきりしたデザインを合わせてしまうと、コーディネートのバランスが悪くなってしまいます。

ストライプ柄×チェック柄のような、柄と柄を組み合わせは避けしましょう。

TSD編集部・荻原
コメント

コートの柄は、無地、ストライプ、チェック柄などがあり、柄のデザインは派手でなければ、ビジネスでは問題ありません。

3-2. 着丈が短すぎる・長すぎる

着丈が短くジャケットの丈が出てしまったり、逆に長すぎてしまう着丈のものは、見た目のバランスが悪くなってしまいます。

スーツ コート NG

着丈の長さは、ひざ上丈くらいの長さがベストです。
お尻がすっぽりと隠れ、ジャケットの丈が出ない長さのものを選びましょう。

TSD編集部・荻原
コメント

カジュアルシーンではオーバーサイズの着こなしが流行していますが、カッチリとしたビジネススーツの現場では避けましょう。

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4. まとめ

いかがでしょうか。
最後に、改めてスーツ用コートのポイントについてまとめます。

スーツ用コート選びのポイント
  • ステンカラーコートチェスターコートがおすすめ
  • シックなベーシックカラー、柄はスーツの柄と調整する
  • 素材は、目的と使用するシーンに合わせて選ぶ
  • 着丈は、お尻が隠れるくらいのひざ上丈くらいの長さ

スーツに合ったコートを着こなし、寒い季節をおしゃれに乗り切りましょう!