自分のためだけに作られた、世界に一着だけのオーダースーツ。作ってみたいけれど、なんだかハードルが高そう…と、感じている方が多いのでは?? こちらでは、注文(オーダー)方法やオーダー可能なポイントを解説。不安を解消して、自分だけの一着を作ってみましょう!
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1. 「オーダースーツ」って何?
オーダー・メード・スーツを略してオーダースーツと呼んでいます。「オーダー・メード」は和製英語で、お客様の体形や好みに合わせて仕立てられる「注文服」のこと。カスタム・メード(米)や、ビスポーク(英)とも呼ばれています。
では、既製服とは異なり、何をオーダー(カスタム)することができるのでしょうか?? 注文の流れに沿って、カスタムポイントを解説!
2. オーダーでできること①:「生地」を選ぶ
オーダースーツを作る上で、一番の楽しみとも言える生地選び。自分好みの「色」「柄」であることは大前提として、その他に、
▼カスタムポイント
- 原産国(日本製、イタリア製、イギリス製…)
- ブランド(レダ、カノニコ、ゼニア、ロロピアーナ…)
- 素材(ウール、シルク、リネン…)
- シーズン(夏用、秋冬用、通年用…)
- 機能(撥水、接触冷感、防しわ…)
など、生地を選ぶ際に確認しておくべきポイントが盛りだくさん。生地一つ一つに個性があるのです。自分の要望(例えば、通年着られるもの。光沢があるもの。シワになりにくいもの。など)を伝え、オーダー店のプロと相談してみましょう!
関連記事:生地について詳しく知りたい方はこちら「【オーダースーツの生地の選び方】イタリア・イギリス・国産生地の特徴とおすすめブランド」をご覧ください。
3. オーダーでできること②:「スタイル」を選ぶ
既製スーツは、ジャケット・パンツ・ジレの各アイテムを組み合わせた状態で販売されています。オーダースーツの場合、各アイテム毎に、体型に合ったサイズや好みのデザインを選ぶことができるのです。例えば「Mサイズのジャケット・Lサイズのパンツ・Sサイズのジレ」の組み合わせもOKです。それでは、各アイテムごとに、オーダー(カスタム)ポイントを解説!
3-1. ジャケット
イタリアンクラシックをモダンにアレンジした「ナポリモデル」や、より都会的でシャープな「ミラノモデル」、スーツのルーツスタイルをモダンにサイジングした「ブリティッシュモデル」、モダンで細身の「モードモデル」など、様々なモデルがサイズバリエーション豊富に用意されています。自分に似合う一着を探して、カスタムしていきましょう!
▼カスタムポイント
- デザイン(シングル/ダブル…)
- ボタンの数(2つボタン/3つボタン/段返り…)
- 襟(ピークドラペル/ナローラペル…)
- ポケット(バルカポケット/チェンジポケット/パッチポケット…)
- ベント(ノーベント/センターベント/サイドベンツ)
3-2. パンツ
トレンドの2タック入りパンツ。
オーダースーツのパンツは既製スーツと異なり、ジャケットのサイズやモデルに制約されることなく、自分好みのサイズやモデルを自由に選び、組み合わせることができます。履き心地の良いパンツを探して、カスタムしていきましょう!
▼カスタムポイント
- シルエット(テーパード/ストレート/ブーツカット…)
- タック(ノータック/ワンタック/ツータック…)
- 股上(ローライズ/ハイライズ…)
- 裾(シングル/ダブル/モーニング…)
- ベルトループ、サイドベルト
3-3. ジレ
ダブル・ラペル無
シングル・ラペル有
ジレは、スーツスタイルを、オシャレに格上げしてくれる便利なアイテム。ジレもパンツ同様、自分好みのサイズやモデルを自由に組み合わせることが可能です。Vゾーンにマッチする最高のジレを探して、カスタムしていきましょう!
▼カスタムポイント
- デザイン(シングル/ダブル…)
- ボタンの数(5つボタン/3つボタン…)
- 襟(ノーカラー/テーラードカラー…)
- ポケット(胸ポケット/腰ポケット…)
4. オーダーでできること③:「ディテール」を選ぶ
スーツのベースが決まったら、細かなディーテールやパーツも決めていきましょう!
4-1. 裏地
種類豊富な裏地。
挿し色レッドの裏地。
裏地も色・柄・素材のバリエーション多くそろっています。表地に近い色を選んだり、鮮やかな挿し色を選んだり、個性を発揮できるポイントでもあります。
4-2. ボタン
(左)本水牛ボタン(右)本ナットボタン
カラーバリエーションも豊富。
本貝ボタン。絶妙な色合いや艶感がキレイ。
メタルボタン。ブレザーっぽい雰囲気に。
生地の色に合わせて、ボタンの色や素材も選べます。本水牛ボタンや本ナットボタンなど高級天然素材のボタンが、オーダースーツをより一層の魅力的に格上げしてくれます。アクセントになるカラーを選べば、ややカジュアルな印象に仕上がります。
4-3. ステッチ
ラペルに配した、AMFステッチ。
こちらは、ダブルステッチ。
AMFステッチとは・・・元々テーラーがラペルをしっかり押さえシャープにするために施したハンドステッチをミシンで表現。アメリカのメーカー「American Machine & Factory」社の頭文字を取ったステッチのこと。
襟のエッジを押さえ、落ち着かせることできれいに保つ効果があり、型崩れを防ぎます。極めてスローでローテンションに施すため、時間を要すリッチな仕様です。
4-4. 伝統的なディテール
「ユニバーサルランゲージ メジャーズ」では、通常であればオプションとして別途料金がかかる本格オプション9点がセット内に標準装備しています。
かつてのマイスターたちが追求してきた美しいディテールはもちろん、着心地を向上させてくれる機能的なディテールもセットに。本格的なオーダー体験をお楽しみいただけます。
※生地価格55,000円(税込)以下の場合は、一部有料となります。
※セール対象期間・セール対象生地は有料となります。
おすすめのオーダーブランドやお店の選び方を知りたい方は...
「【全国のおすすめオーダースーツ店30選】お店を選ぶ7つのポイントを解説」
5. まとめ
サイズがビジッと合うのはもちろんのこと、好みのデザインやディテールが盛り込めるのがオーダースーツの良いところ。迷った時はプロに相談して、自分好みの一着を作り上げてみましょう。オーダースーツを着て、既製服では味わえないプレミアム感をお楽しみください!
ノータックのスリムテーパード。裾は短めのダブル仕上げ。