普段着なれたシングルスーツとは一味違ったデザインを楽しめるダブルスーツ。
クラシック回帰の流行で、近年注目を集めています。
そこで今回は、ダブルスーツの進化と魅力、ダブルスーツの着こなし方をご紹介します。
ビジネスでダブルスーツを検討の方は、特に参考にしてみてください。
1.現代のダブルスーツとその魅力
この章では、昔から進化した現代のダブルスーツと、ダブルスーツの魅力についてご紹介します。
1-1. ダブルスーツの過去と現代
日本でダブルスーツは1980年代~1990年代のバブル期に流行しました。
主に、ゆったりとしたシルエットで恰幅のいい方が着ていたイメージがある方が、多いと思います。
しかし、近年のクラシック回帰の流行により、ダブルスーツは改めて注目されています。
▼現代のダブルスーツ
最近のダブルスーツのシルエットは、
- 肩パットは薄めでシャープな印象
- スマートに見える絞られたウエストライン
- パンツはスッキリとしたテーパードライン
など、クラシカルな雰囲気を残しつつ、現代風にスタイリッシュでスマートなシルエットに進化しています。
1-2. ダブルスーツの魅力
ダブルスーツの一番の魅力は、シングルスーツにはない男性らしさを感じさせる重厚感。
更に、様々な体型の方にフィットしやすいデザインも魅力です。
・肩幅が広い方、お腹が出てる方…ゆとりあるジャケットのデザインで着用しやすい
・身長の低い方、身体が細い方…ボリュームのある見た目で、重厚感ある印象を演出してくれる
体型をカバーしスタイルを良く見せたり、貫禄を感じさせ、できるビジネスマンを演出することができます。
2.ビジネス用ダブルスーツのポイント
この章では、ビジネスシーンでダブルスーツを着こなす際のポイントをご紹介します。
2-1. ビジネスでの着用シーン
ダブルスーツは、信頼や貫禄を演出したい立場の方や、ここぞと決めたい勝負シーンなどの、様々なビジネスシーンでおすすめです。
一方、ダブルスーツに対し「バブル期に上層の方に流行したファッション」として認識のある年配の方へは、受け入れられない場合もあります。
ダブルスーツが着やすいシーン
・若い社員が多い職場
・目上の方が少ない職場
・服装の規定が厳しくない職場
・プレゼンや講談などの場面
ダブルスーツが着にくいシーン
・年配方が多い職場
・服装の規定が厳しい職場
・初対面の方と合う場面
ダブルスーツは貫禄と説得力ある重厚感が魅力でプレゼンや講談など、注目される場面などではおすすめです。
しかし、初めて仕事をする方へは少し威圧感を感じさせてしまう場合もあるため、TPOに合わせて着用しましょう。
近年では、オフィスでの服装の自由化が進んでいる箇所も多いため、今後は更に着用しやすい雰囲気になることが予想させます。
2-2. ダブルスーツの正しい着こなし
ダブルスーツはボタンが6つのデザインが一般的です。
着用の際は、真ん中のボタンを留める形が最もスタイリッシュな形になります。
なお、右前の内側にもボタンが付けられてます。
これは右前身頃がズレないようにするためのボタンのため、必ず留めておきましょう。
シングルスーツと違い座る時も、シルエットが崩れないようボタンを留めておくのが一般的です。
2-3. ビジネス向きのデザイン
ビジネスシーンで着用する際、色はネイビーやグレー等のダークカラー、柄は無地やストライプがおすすめです。
ベーシックなデザインは、ビジネスシーンに浸透しやすく、落ち着いた印象でダブルスーツの魅力を引き立ててくれます。
▼ダブルスーツのコーデ例4選
シャツやネクタイのデザインは、シンプルなものを合わせるのがおすすめです。
あまり派手なデザインを合わせてしまうと、艶やかすぎるため、ビジネスシーンでは避けましょう。
次に、自分好みの色柄や、ぴったりのサイズ感を叶えられる、オーダースーツについてご紹介します。
3.ダブルスーツはオーダーがおすすめ
ダブルスーツは、既製品で販売されている量が少なく、自分好みのデザインがなかなか見つからない場合もあります。
そこでこの章では、既製品にはない自分にあった最高のスーツを仕立てられるオーダースーツについてご紹介します。
3-1. お店選びのポイント
そもそもオーダースーツには、パターンオーダー、イージーオーダー、フルオーダーの3種類の方法があり、値段や採寸製法が大きく異なります。
それぞれのオーダー方法の違いはこちら
中でも、パターンオーダーはオーダースーツ初心者の方に特におすすめのオーダー方法です。
・オーダースーツの中で一番安価に注文できる
・仕上がりサイズをイメージしやすい
・オーダーから仕上がりまでの納期が短い
パターンオーダーは、「ゲージ服」と呼ばれるサンプルのスーツを着用し、長さを調整するオーダー方法です。
そのため、お店選びの際はゲージの種類が多いお店がおすすめです。
また、体型に合わせた複数のシルエットデザインを展開している場合、より身体や好みにあった1着に出会えます。
既成サンプルを使うため、仕上がりをイメージしやすいのも嬉しいポイントです。
次にそんなパターンオーダーでおすすめなテーラーをご紹介します。
おすすめオーダースーツブランド①
UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE'S
「UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE'S(ユニバーサルランゲージ メジャーズ)」は、本格的なオーダースーツが作れるブランドです。
ジャケット8種類、パンツ5種類、ジレ4種類から、上下とサイズの組み合わせにより100万通りものバリエーションで自分だけの一着を作れます。
ブリティッシュモデル、イタリアンモデル、モードモデルなどのゲージデザインの豊富さが魅力です。
▼実際の店内の様子
また、他のお店では有料となる様々なオプションがセット内に標準装備される『クラシックディテールパック』がお得です。
「リーズナブルな価格で、しっかりこだわった一着を作りたい!」という方におすすめです!
※クラシックディテールパックは生地価格55,000円(税込)以下の場合、一部有料となります。
オーダー方法:パターンオーダー
値段:42,900円(税込)~
納期:3週間~
※一部ザ・スーツカンパニーでもお取り扱いがございます。
おすすめオーダースーツブランド②
Quality Order SHITATE
「Quality Order SHITATE(クオリティー オーダー シタテ)」は、洋服の青山とザ・スーツカンパニーが共同で立ち上げたパターンオーダー専門ブランドです。
- 大手だからこその高品質×低価格(31,900円(税込)~)
- シーズンごとに刷新される200種類以上の生地
- 最短40分でオーダー完了
…という特徴で、いつものお店で、手軽に本格的なオーダースーツを作れるのが大きな魅力です。
▼実際の店内の様子
さらに、初回の採寸データがあれば、2回目以降はスマホからでもオーダー可能というスマートさも特徴です。
「オーダースーツが初めて」「初めて行く店って緊張する…」という方に特におすすめです!
オーダー方法:パターンオーダー
値段:31,900円(税込)~
納期:2週間~
全国展開から地域密着型までおすすめオーダーブランドを知りたい方は...
「【全国のおすすめオーダースーツ店30選】お店を選ぶ7つのポイントを解説」
4. まとめ
いかがでしょうか。
最後に改めて、ダブルスーツの魅力についてまとめます。
- 重厚感がありつつ、スタイリッシュなシルエット
- 様々な体型にフィットしやすいデザイン
- プレゼンなど注目される場面で貫禄と説得力を演出
- シンプルに着こなすだけでコーディネートが映える
令和時代のダブルスーツは、昔の古臭いイメージから一変して、細身でスマートなシルエットに進化しています。
ワンランク上のスーツスタイルに挑戦してみてはいかがでしょうか。