セレモニーとしてしっかりしたい　「グレン・プレイド」

プレイドとは格子模様のこと。柄の誕生地に由来する「グレナカート・プレイド」を略した名称で、グレン・チェックとも呼ばれます。今回はテラコッタカラーのオーバーペーンを組み合わせた柄（写真右）をピックアップ。クラシックな中にも鮮やかさが感じられます。

イタリアの老舗（ヴィターレ・バルベリス・）カノニコの「21マイクロン」。シワに強く、耐久性もあり、使い勝手のよい生地です。チェック柄こそ発色の良さが際立ちます。
オーダー生地価格:税抜¥70,000‐(¥77,000税込)

お洒落かつ上品なイメージで迎えたい　「グリーン」

アースカラーやナチュラルカラーは、最近人気の色。今回のサンプルスーツのために選んだのは深みあるグリーン（写真右）です。日本製の生地ならではの、日本人の肌色に合う発色と、スリーシーズン着用できる生地感ながら、しっかり密度ある織りが魅力です

日本の毛織物産地として名高い尾州エリア（愛知〜岐阜）で作られた生地「尾州」。日本のミルらしい緻密な素材感です。グリーンやキャメルといった色も、落ち着いた印象です。
オーダー生地価格:税抜¥60,000‐(¥66,000税込)

トレンドも意識しながら、新鮮な印象に　「ブラウン」

スーツの色として、近年定着しつつあるブラウン（写真右）。他とは違った個性を反映した色として、成人式などのセレモニーに向けて選ばれることも多いです。旧来のビジネススーツの生地とはひと味違う存在感で、スーツを着る楽しみがさらに広がります。

イタリアの繊維メーカー・カノニコの生地「21マイクロン」は、適度な繊維径が生み出す柔和な質感が魅力。ニュアンス豊かなグレーやブラウンの色調を実現しています。
オーダー生地価格:税抜¥70,000‐(¥77,000税込)

式後も使いたい、コスパ重視に圧倒的支持　「ブルー」

オンビジネスでも着られるようなセレモニーのためのスーツをイメージして、青みがより鮮やかなオリジナル生地（写真左）を選択。いわゆるネイビースーツと同様に着こなせます。緻密な織りの生地で使い勝手は良好。その一方で表面には艶感もあります。

ユニバーサルランゲージ メジャーズのオリジナル生地は、18マイクロンウールを使ったしっかりとした質感のもの。認可牧場の原毛によるサステナウールが使われています。
オーダー生地価格:税抜¥60,000‐(¥66,000税込)

ダブルブレスト

軍の制服から発展したともいわれるダブルブレスト。男らしいスタイルと感じる人が多いのは、このルーツゆえかもしれません。ダブルの身頃あわせと大きめのラペルの効果で、胸（チェスト）から胴回りがたくましく重厚に映ります。逆に言うと、胴回りがしっかりとした体型の人が見栄えするモデルともいえます。また、ピークドラペルやボタンの数が多さなどから、比較的華やかな印象があります。

シングルブレスト

ビジネススーツとしておなじみで、さまざまなシーンで活躍するモデルです。正装のモーニングコートが発展したデザインといわれ、着ていく場所や、会う人を問わず、整った印象を生み出します。さらにデザイン的にシンプルなことから、すっきりと活動的なイメージも。またフロントボタンを外して着ても身頃などの布地の収まりがよく、着用感や見え方が大きく変化しないことも特徴です。