カノニコ独自の太さである21マイクロンの素材を使い、経緯ともに54番手の双糸で平織りした「ラスティック・トロピカル」。ユニバーサルランゲージ創業時である2000年前後のカノニコのコレクションをベースに、現代的なアレンジを加えた色柄を別注しています。

杢糸やトップ糸などの使用により、カントリーなルックスの素材になっており、ウェイトなどからも、春夏だけでなく、秋の立ち上がりにも丁度いい品質です。従来のイタリア素材の様な光沢や滑らかとは異なり、防シワ性が高く、復元力にも優れている。
ハリコシのあるドライタッチな風合いで、英国的な味のあるヴィンテージルックな見え掛かりとなっている。

CANONICO社のソラーロコレクションで、「美しい太陽」を意味する”Beausolieil（ボーソレイユ）”シリーズ。タテヨコ異なる色の糸を織りあげることによって表現される、美しい玉虫のような色合いと光沢が見る人の心を掴みます。今回は新たに登場した、軽量版『LIGHT WEIGHT BEAUSOLEIL』を採用。250g/mの軽やかな目付で、通年着用できる素材です。

木曽川の豊かな水など環境に恵まれ、世界三大毛織物産地のひとつといわれる尾州の生地。今季はウールトロピカルの倍ほどの太さがある糸で織られたヘビートロピカルを使用。ジャリジャリとした質感で通気性が良く、肌へのペタつき感がないため夏でも快適です。

レダは150年以上の歴史があるイタリア・ビエッラ地域の老舗服地メーカー。原毛の調達から生地づくりまで一貫生産する同社は、進歩的な姿勢で知られています。この「アイスセンス」は赤外線を遮断する特殊な加工を施し、表面温度を8度下げる機能性生地です。

1949年に英国ハダースフィールドに設立されたラッシャーミルズ。フランスのスタイルと英国の伝統を融合させた生地づくりを行っています。「Everlasting」と名付けられたクラシック・モヘアは人気の生地。アンゴラヤギの毛であるモヘアによる光沢とハリ感が特徴です。

100年以上の歴史を持つタリア・ディ・デルフィーノ。イタリアではゼニアやロロピアーナと並び称されるミルともいわれ、ラグジュアリーな服地に定評があります。スーパー160、15.5マイクロンという極細の原毛を使ったこの生地は、美しい艶が表現されています。

英国ハダースフィールドでも最古の生地メーカーのひとつ、マーリング＆エヴァンス。同社を代表するのが、染色や脱色をせずに、天然の羊毛の色を活かした「アンダイド」の生地です。アーシーで温かみを感じさせる雰囲気は、環境負荷に配慮した上での表現です。

現在はさまざまな生地メーカーが手がけている、太めの強撚糸を平織りしたフレスコ調の生地。その商標を持つのがマーティンソンです。1907年に発表されたこの「フレスコ」。ドライな質感と防シワ性があり、美しいシルエットを生みだすハリ感を備えています。

1956年創業のイタリアの生地メーカー、ラニフィーチョ ローマ。ニットやジャージー素材を得意とし、現在は服の生産も手がけています。今季よりジャケット用で展開する同社のジャージー生地は、高い伸縮性などコンフォート感がありつつ、ドレッシーな印象です。