最近は無地のスーツを着ることが多いというアニキ。和風パスタに使われる太めの麺から着想を得て、グレーに白のチョークストライプが入ったウールのフランネル（¥79,000-）を選びました。ブランドは、1663年創業のイタリア・ビエラ地区を代表するテキスタイルメーカーのカノニコ。柔らかなタッチが特徴で、とくにナポリモデルに合わせると、軽やかな仕上がりになります。「太すぎず、細すぎないストライプはクラシックでありながら上品な点がいい」

生地が秋冬向けのフランネルのため、裏は背抜きではなく総裏を選び、裏地は吸放湿性に優れる無地のキュプラへ変更（プラス¥2,000-）。あわせて袖裏もすべりのいい無地のキュプラへ変更（プラス¥1,000-）しました。

袖口に本物のボタンホールを備え実際に開閉できるようにした仕様は、袖口本開き、または本切羽といいます。UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE’Sのオーダースーツでは、袖口本開き、AMFステッチ、お台場仕立て、本水牛ボタンといった10もの仕様を「クラシックディテールパック」として標準装備。オプション料金がかかることなく、無料でオーダーすることができます。

ナポリモデルのジャケットは3つボタン段返りのサイドベンツ。ラペル幅がやや広く、肩が柔らかなクラシックなナポリスタイルですが、アニキ曰く「英国らしさを出したい」という理由でチェンジポケットを追加（無料）。そして、もともと広めのラペル幅に対して、5ミリ広げて（無料）バランスを取りました。